Googleマップ上で表示される言語は、言語設定が表示地域と相違する場合は表示設定の言語で優先して表示し、それが不可能な場合は英語又は現地語で表示する挙動をとります。
地名が日本語や英語で表示されると使いにくいことがあるので、表示させる言語を変更する方法です。
今回は台湾の地名を繁体字中国語(繁體中文)で表示させます。別の言語でも応用可能(なはず)です。
1.地域の変更
まずGoogleマップにアクセスします。
画面の右下の方に現在の地域が表示されているので(画像では日本)、その地域名をクリックします。
「もっと見る」をクリックして全ての地域を表示させます
「台湾」を選択して保存ボタンで設定完了です。
なお、この設定を行わない場合、住所に国名などが挿入されます。
また、右メニューを下にスクロールすると出てくる「検索の設定」からでも可能です。
モバイル版ブラウザではマップ画面上に地域表示がないため、検索の設定から辿る必要があります。
2.設定言語の変更
この状態では日本語表示のままなので、言語の設定変更も必要です。
画面左上の検索バーの「≡」をクリックすると左側のメニューが開くので下部の「検索の設定」を選択
左メニューの「言語」を選択し、「中文(繁體)」を選択、「保存」をクリックすれば設定完了。
下の画面のようにUIの言語が繁體中文、右下の地域が「台灣」になっていれば成功です。
ちなみにこの検索設定はGoogleの検索サービス全般の設定のため、マップだけではなくWeb検索も変更されます。
別言語の設定を保存する
このままだとGoogleマップや検索サービス全体が設定の言語に引きずれれるため、他の地域や言語を調べる度に言語設定を変更する必要があるため非常に面倒です。
というわけで、普段使いの言語と繁體中文専用のGoogleマップの設定を併用する方法です。
Googleは「www.google.com」以外にもサービス地域ごとにドメインが存在し、日本だと「www.google.co.jp」、台湾だと「www.google.com.tw」になります。これは他の国や地域でも同様です。
このドメインが変わると設定やログイン情報は引き継がれないので、設定やログインアカウントを同一ブラウザ上で併用することが可能です。これはそれぞれcookieを消す(無効になる)まで有効です。
今回はGoogleマップの繁體中文の設定が保存できればいいだけなので、台湾版GoogleマップことGoogle地圖「https://www.google.com.tw/maps/」で上記の設定を行えば、日本版Googleマップ「https://www.google.co.jp/maps/」などは従来通りに利用することができます。
当方はこんな感じで日本語設定の「Googleマップ」(https://www.google.co.jp/maps/)と、繁體中文設定の「Google地圖」(https://www.google.com.tw/maps/)のブックマークをそれぞれ作っています。
前者はログインしてますが、後者は言語設定のみを行って別アカウントなどではログインはしていません(ログインしてしまうとアカウントの設定言語に引きずられるため)。
なお、他のGoogleサービスでも同様の方法で言語設定を分けることは可能ですが、Googleニュースなど.comドメインのものに集約されているサービスはこの方法が使えません。
Gmail、YoutubeやBlogger等はサイトの構成自体が異なるためか、やはりこの方法は通用しません。
スマートフォンアプリの場合
ちなみにスマートフォンのアプリは基本的に端末の設定言語に引きずられるようで、設定言語を「繁體中文(台灣)」などに変更する必要があるのですが、端末内のUIや各種アプリが繁体字に変更されるため敷居が高いです。(Googleアカウントの設定言語や地域の方が優先される場合もあります)
スマートフォン等では素直にChromeなどのWebブラウザを利用しましょう。モバイル版だとメニューの位置は変わっていますが同じような要領で設定可能です。
2021/5/18:若干加筆、全体的な文章を修正
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