Blueskyのアカウント名に独自ドメインを割り当てる

Blueskyには自分が所有している独自ドメインをアカウント名にする機能がある。

これがBlueskyにおける本人認証に相当する機能のようで、他のSNSで言うところ認証バッジに相当する機能とも言えなくもない。

ただし、ドメインを扱う以上多少の設定知識は必要になる。

設定方法(バリュードメインの場合)

Blueskyのアカウント名を独自ドメインに変更する方法が知りたい | バリュードメイン ユーザーガイド
https://www.value-domain.com/userguide/faq/101

バリュードメインでの設定方法だが、独自ドメインを取得している場合は他の事業者でも設定方法はだいたい同じと思われる。
ただし、ブログサービスやCMSプラットフォームのサービス等で取得したドメインの場合はできなかったり特別な設定が必要になる場合があるかもしれない。

設定手順(PCブラウザの場合)

※2024/10/18時点の設定画面

１．Bluesky側の画面で「設定」→(設定ページ下部の)「ハンドルの変更」→「自分のドメイン」を選択

ここで表示される「次のDNSレコードをドメインに追加してください」に表示されている文字列をドメインの設定画面(今回はバリュードメイン)に入力する。

２．バリュードメインのコントロールパネルにログインし、「ドメインの設定操作」→(登録したいドメインの)「DNS/URL」と画面を進める

３．DNSレコードを追加して保存の操作を行う

サブドメインも指定したい場合はタイプとホストの間にサブドメインを追加する。

例：tw.cytn.infoを割り当てたい場合

　txt tw _atproto did=did:plc:【表示されている値の英数字】

バリュードメイン側で設定の保存を行ったら、Bluesky側のハンドル設定画面に戻り「DNSレコードを確認」ボタンを選択してエラーが表示されなければ完了。

ただしドメイン設定には時間がかかる場合もあり、バリュードメイン側の設定反映は早ければ1分程度で反映されるが、長いと30分程度かかる場合もある模様。筆者が作業した時は3分以内には反映されていた。

それでもハンドル設定が完了しない場合は入力した文字列が間違っていないか確認。
それでも駄目な場合は不具合か障害か相性が悪いかなので、根気強く繰り返すか諦めるしかない。

注意が必要かもしれない事項

アカウント名が変わることによる注意点

アカウント名の変更されるということはユーザーのURLも以下のように変更される。

https://bsky.app/profile/【以前のアカウント名】.bsky.social
↓
https://bsky.app/profile/【ドメイン名】

以前のアカウント名は消えた扱いになるようで、リダイレクト機能などもないため、既にドメイン名適用前の【以前のアカウント名】で色々と周知や活動してしまっていると色々と面倒なことになるかもしれない。

ドメインの維持

独自ドメインを利用するということは当然ドメインの維持費用が発生する。

ドメインの利用を廃止した場合はBlueskyのアカウントが利用不能になったりしたりはしないようだが、ドメイン無効的な警告が表示される模様。

ドメインアカウント名から通常の.bsky.socialへのアカウント名の変更自体は可能だが、その際に希望通りのアカウント名が取れるとは限らないため、既にBlueskyで利用中のアカウントがある場合は、変更前のアカウントはそのままにして新たにドメイン名を適用したアカウントを作成した方がいいのかもしれない。

現在(2024年)のタイミングならBlueskyの利用期間的にアカウントの移行等はそれほど大変ではないと思われるので、ドメインの適用非適用はやるなら早めにやっておいた方がいい。

ちなみに複数のアカウントを管理する機能が存在するので、複数のアカウントを所持すること自体は禁止されていないはずだが、あまりにも大量に確保し過ぎると怪しまれてBANの恐れがありそうなのでほどほどに。

ただ、複数のアカウント管理の手間が発生する上に、昨今頻発しているアカウントの乗っ取りや不正アクセス等のセキュリティリスクを考えると、少なくとも放置する方は二要素認証は設定しておきたい。

関連リンク

カスタムドメイン - Bluesky
https://scrapbox.io/Bluesky/カスタムドメイン